yoppema

ただの雑記です。よっぺまと読みます。

ホンダのシャトルハイブリッドを所有して1年半が経過した。

ホンダのシャトルに乗っているよっぺま(@yoppema)です。

シャトルを所有して1年半以上が経過したので、感想を書いておく。大部分は満足しており、とても良い車だと個人的に思っている。

ボディーカラーは濃い紫色だが角度によっては黒色っぽく見える。

フィットからシャトルへの乗り換え

元々、3代目フィットのガソリンモデルを所有していた。160〜170万円程度の価格だったと記憶している。扱いやすいコンパクトカーで街乗りならそれほどストレスもなかったのだが、高速道路に乗って遠方にある実家に帰省したり、家族で旅行したりするといった際には、下記のような点でストレスを感じることとなった。

  • エンジンパワーの不足
    1300ccのガソリンエンジンで最大出力が100馬力だったと思うが、高速道路の登り坂で5000〜6000回転で唸り続けるのは参ってしまった。また、エアコンを利用するとパワー不足を一層感じることとなり、夏場はとにかく困った。
  • ハンドルの軽さ
    ハンドルが軽いため、高速道路での運転は神経を使ってしまい、単純に疲れる。ハンドリングはある程度、重い方が良いと思った。
  • 足回りの不安さ
    高速域でカーブを抜ける際は、タイヤ、サスペンションなどがしっかりと受け止めていない感じがした。車体もロールする感覚が強く、不安を覚えた。
  • 静粛性の低さ
    高回転で唸るエンジンの影響もあるが、遮音性自体がそれほど高くない。ロードノイズによっても疲れやすいことを痛感。
  • 積載量の少なさ
    3代目のフィットはコンパクトカーとしては、かなり積載できるトランク・ラゲッジスペースを持っていたとは思う。確か380リットル程度あった。ただ、家族4人で遠出する場合、帰りにお土産なども積むことを考慮すると、意外と手狭だった。
  • ホンダセンシングの未搭載
    フィットを購入した2016年時点では、ホンダセンシングが搭載されていなかった。2017年のマイナーチェンジで、ホンダセンシングがフィットにも搭載されたと記憶している。

フィットを買った時点では、そこまで遠出もしないだろうと考えていたし、そんなにストレスを感じるとは思っていなかったのだけど、実際に片道300〜400キロを走ると色々不満を覚えるのだなと実感した。そして、高速道路を使って遠出する場合でもストレスなく安心して運転できる車に乗り換えたいと強く思うようになった。

色々考えた結果、フィットの初車検を通す前に売却し、シャトルハイブリッドを購入することとした。フィット自体は価格帯的に頑張っていると思うが、逆に言うと車は価格によって歴然とした差があるのだなとも思った。たぶん、400万円くらいまでは右肩上がりなのだろう。それ以上は差があっても、たぶん自分はわからないだろうなと思う。

シャトルハイブリッドを選んだ理由

多くの車種から、シャトルを選んだ理由は次のとおり。

  1. ホンダ車が好き
    他社の車にも興味はあるが、価格的に手が届く範囲では一番好みなのがホンダである。
  2. フロントフェイスが好み
    シャトルの面構えがシャープで気に入っている。
  3. 車高1550mm以内である
    居住しているマンションの機械式駐車場が車高1550mm以内である必要がある。そのため、本当はヴェゼルも興味があったが、そもそも入らないので見送った。シャトルは収まっているのでとても助かる。
  4. エンジンパワーが十分にある
    1500ccのガソリンエンジンとモーターが組み合わされた7段変速のデュアルクラッチ機構(i-DCD)なので、走っていてとにかくパワフルかつ爽快である。i-DCD自体は、2013年に世に出たときは熟成不足でリコールの嵐だったようだが、シャトルを買った2018年時点では十分に調整されており問題ないと判断した。実際、運転していても不満はない。また、エアコンを使っていてもパワー不足を感じないので、とても快適である。
  5. ハイブリッド車を所有してみたかった
    トヨタのプリウスが世に出て20年以上が経過し、世の中に十分浸透しているが、自分にとってはハイブリッド車は憧れの乗り物だった。エコであることにそれほど興味はないのだけど、エンジンとモーターの2つの動力で車が動くなんて面白い仕組みだし、夢がある。実際、所有していて満足度は高い。
  6. 積載量が十分過ぎるほどある
    とにかくトランク・ラゲッジスペースが広い。5ナンバー車なのに、570リットルも積載容量があるらしい。スバルの初代レヴォーグよりも積載できるなんて、やはりホンダ車はどこかおかしい(褒め言葉)。積載量のおかげで、まったく不満がない。何でも詰めるし、荷物の乗せ方を考える必要がないのは幸せである。
  7. ハンドルがやや重めである
    めちゃくちゃ重いわけではないのだけど、ハンドルには一定の重さを感じられる。安心してハンドリングができるので、街乗りでも高速道路でもストレスがないのが嬉しい。
  8. 足回りがしっかりしている
    ダンパーが入っているおかげか、高速域でもロールしにくく、安心感がある。好印象。
  9. 静粛性が高い
    ハイブリッド車ということもあると思うが、ロードノイズはかなり小さい。遮音材も大量に使われているようで、230万円前後の車両価格を考えると、しっかり作られているなと感じる。
  10. ホンダセンシングが搭載されている
    シャトルも2017年のマイナーチェンジで、ホンダセンシングが搭載されるようになった。複数の機能があるが大別すると、衝突回避用自動ブレーキなどによる「安全確保の支援」と、アダプティブクルーズコントロールやレーンキープシステムによる「高速道路での運転支援」の2つがある。実際、後者は何度も利用しており、新東名のような直線が長い高速道路での運転の場合、疲れにくく非常に快適である。
  11. 後部座席も広い
    フィットと基本的な広さは同じだと思うのだが、2人の子供たちがチャイルドシートやジュニアシートを使っても圧迫感がない。その後ろのラゲッジスペースが広いせいだろうか、シャトルの後部座席は広く感じる。
  12. 運転席と助手席の間にセンターコンソールがある
    フィットにはなかったけど、中央に仕切りがあるとコクピット感が増す。購入時点ではそこまで気にしていなかったけど、仕切られ感による落ち着きは大事だと思う。妻が運転する際は助手席に座るのだけど、センターコンソールのおかげで助手席に座っても不満がない。

というわけで、選んだ理由、気に入っている点を挙げてみた。実際、ほとんど全てを気に入っており、好印象を持っている。フィットからシャトルに買い替える際は後悔しないかどうか気になっていたけど、1年半以上乗っていても後悔がないので、自分にとっては満足度が高い買い物であった。

シャトルハイブリッドの不満点

少ないながら、シャトルに対しての不満点もある。

  1. ブラインドスポットモニターが選べない
    別記事でも書いたが、シャトルではブラインドスポットモニターが選べないのが残念。フルモデルチェンジのときには採用してもらいたいが、ベース車両となるであろう4代目フィットでは採用されていないので、望み薄かもしれない。
  2. アダプティブクルーズコントロールが全車速に未対応である
    ホンダセンシングを使ったクルーズコントロールは、最低速度が30キロ以上となっている。つまり、渋滞に巻き込まれると使えないという弱点がある。これは、4代目フィットでは全車速に対応したようなので、フルモデルチェンジされれば対応されるだろうと思う。
  3. オートブレーキホールド機能がない
    信号待ちなどでのフットブレーキを保持するオートブレーキホールド機能が搭載されていない。シャトルが販売された2015年時点では珍しいものだったので無くてもおかしくはないが、あると非常に便利である。これも4代目フィットには標準装備となったので、次期シャトルにも搭載されるであろう。

日々乗っていて不満を覚えるのは、上記くらいである。それ以外は気にならない。本当に満足度が高い。

あとは、ホンダにはステーションワゴンをもう少し作ってもらいたいとは思う。2020年7〜8月でジェイドもラインナップから廃止されるようなので、事実上シャトルしかないのは残念なところである。そして、シャトルはステーションワゴンというよりは、ロングコンパクトカーというのが正しいような気もする。現行の5代目オデッセイは、ステーションワゴンというよりはミニバンに近い位置付けであるし。昨今はSUV人気だから仕方ないとは思うが、車高1550mmを超えられてしまうと、機械式駐車場に入らないので購入を見送るしかなくなるのが悲しいところだ。

おそらく、2021〜2022年ごろには次期シャトルが登場すると思うので、それを楽しみに待ちたい。しかし、もし出なかった場合は、ステーションワゴンに拘るならトヨタのカローラツーリングや、スバルの2代目レヴォーグが買い替え候補になりそう。ホンダの今後に期待したい。

まとめ

シャトルはハイブリッド車にしては手が届きやすい価格だったので、購入に踏み切ることができた。もう少し資金があれば、シビックハッチバック(試乗記はコチラ)やジェイド(試乗記はコチラ)も欲しかったけど、残念ながら手が届かなかった。シャトルを買い替える頃には子供たちがもう少し大きくなっているはずなので、そのときにはシビックなども考えてみたい。その時点でのホンダ車のラインナップがどうなっているかはわからないけど。

シャトルハイブリッドは、5ナンバー車としては積載量が多くて使い勝手としては抜群であり、ロングツーリングも十分耐えられるので、価格に対しての満足度は非常に高いと感じている。今後も大事に乗っていきたい。

なお、新型コロナウイルスが終息しないと、安心して遠出もできない。早く終息して欲しいし、シャトルに乗って家族で遠くへ走って行きたいなと切に願っている。現状だと、早くても2021年以降だろう。とても悲しい限りだ。

というわけで、本日はおしまい。