先日、シャトルの定期点検中にe:HEVのシビックに乗る機会がありました。
ターボエンジンモデルのシビックには去年試乗する機会がありましたが、今回はハイブリッドモデルでした。
感想を少し書いておきます。
ヌルヌル動く
走り出しから結構感動しました。モーター特有のスィーっと滑るような感触というよりは、地面を掴みながらヌルヌル動くといった感触で、多少重みがあり好みでした。過去に日産のノートe-Powerに乗ったり、4代目フィットに乗ったりする経験がありましたが、前者はモーターのトルクが強く走り出しに軽さを感じましたし、後者はやや野暮ったさのある走り出しでちょっと重さ・だるさを感じました。そういう意味では、今回のシビックはとてもバランスが良く、軽くもなく重くもなく、品のある走り出しだったと感じています。これだけで好印象でした。
スピードの限界域が広い
実際、一般道で50~60キロくらいで走る機会がありましたが、とにかくスピードの限界域が広いと思いました。加速すれば加速するほど、どっしりと安定感が出てくる車でした。60キロよりも、もっと上の速度領域を体感したくなりましたし、おそらく高速道路で100~120キロくらい出しても、ほとんど怖さがない安心してクルーズできる車だろうなと感じました。
また、FFのはずですが、リアタイヤも接地しているのを強く感じ、AWDのような安心感がありました。よほどタイヤとサスペンションの組み合わせが優れているのだろうと思います。このあたり、雑誌記事やYouTubeのレビュー内容と一緒です。
ハンドルも最初は軽さがあるのですが、スピードを出していくごとになぜか重さがあって安定感が出てくるので、少し不思議な感じがしました。
これで、高速道路やワインディングを走れると、とても楽しいのだろうなと思います。
シフトレバーではなくシフトスイッチは慣れるまで大変
このシビックは、最近のステップワゴンでも導入されているシフトスイッチ型でした。要は、DやR、Pにギヤを入れる部分がレバーではないのです。先進的とはいえ、これは慣れるまで面倒というか大変だなとは思います。特に、車庫入れのときに、どれを押したっけ?になりそうです。
これは、別にハイブリッドモデルだからといって、スイッチ方式ではなく、通常のレバー型にすればよいと思いました。
最小回転半径5.7メートルはやはり大きい
駐車場へ停めるときに思ったのですが、やはり小回りが利きません。通常、最小回転半径は5.5メートル以下がよいという話がありますが、実際にシビックは小回りが利かない感じでした。今回停めた駐車場は広いところにしたので、そこまで困らなかったですが、常に広いところではないと厳しいところもあるなと感じました。自分の運転テクニックも影響するでしょうけど。
総じて良い車
さすが400万円の車!って感じでした。値付けは妥当だと思います。逆を言えば、あと10~20万円安くないとお得感がないとも言えますが。
いわゆる自分のような庶民が買うなら、十分満足するレベルのとても良い車だなと思いました。そして、この車よりも高価格の車は、もうブランドや好みの世界に足を踏み入れるとも思いました。世の中の製品は価格によって性能などが比例してよくなっていくと思いますが、車の場合は400~500万円くらいが一つのポイントで、そこを超えるとあとは好みと満足するかどうかの世界だなとは思います。
少なくとも今の自分の場合、車には出せても400万円だろうなと思うし、今回のシビックのような満足する車を買えるようになれば幸せだろうなと思います。そういう点でも、楽しい世界を体験させてもらえて良かったです。シビックは日本でバカ売れする車じゃないでしょうけど、街中ですれ違う機会が増えればきっと楽しいでしょう。
本日はそんなところです。よっぺま(@yoppema)でした。
代車でホンダ シビックe:HEVに乗ることができた。さすが400万円の車!っていう感じで、とにかく良かった。速度が速くなるほど安定して限界域が広い車だなと思う。満足。 pic.twitter.com/JEXiZcK2CP
— よっぺま (@yoppema) 2022年10月15日