yoppema

ただの雑記です。よっぺまと読みます。

映画「SAND LAND」を観た。

昨日の話です。

上の子が観に行きたいというので、夏休みの思い出の一つということで、家族で映画「SAND LAND」(サンドランド)を観てきました。

朝、早起きして9時からの上映に行ってきました。車でサクッと映画館に行ける距離に住んでてよかったです。

映画館に表示されていたスクリーン・ポスター

SAND LANDは、ドラゴンボールで有名な鳥山明氏が2000年に書いた漫画作品です。詳細はWikipediaを読んでもらえばよいですが、一言でいえば「砂漠と荒野だらけになった世界で、水を求めて保安官の老人が悪魔2人と一緒に泉を探しに行く」という物語です。単行本1巻完結型なので、サクッと読めます。

23年前に夢中になった

当時、自分は中学生で毎週、週刊少年ジャンプを買って楽しみに読んでいました。もう23年も前とは、いやはや。「懐かし過ぎて死ぬ」といった感じです。

ドラゴンボールが1995年に終わって、もう鳥山明氏の新しい連載漫画は読めないんだろうなーと思っていたあたりでの、久々に連載された作品だったので、とても嬉しかった記憶があります(実際はカジカなど、いくつか連載されていたはずですが)。

砂漠と荒野で荒れ果て乾いた世界で老人と悪魔たちが泉を探しに行くという単純かつ明快なストーリーなのですが、自分にとっては妙に心に残っていました。ストーリーが進むにつれて老人の過去や世界に隠された謎が明らかになっていくわけですが、実際のところ漫画内ではそれらを細かく描写してはいません。でも、最低限の情報で読者に伝える・想像させるところが、鳥山明氏の凄さだなと思っています。また、ギア感満載で武骨な車や戦車が出てきたり、ヒロインがほぼ出なかったり、淡々とテンポ良く進んでいったりするところをすべてひっくるめて、自分は好きな作品です。

愛の溢れる映像化に満足

今回23年が経過して映画化された理由はわかりませんが、この作品の映像を観ることができたのはとてもよかったです。特に、制作陣が原作の内容を尊重して丁寧に映像を作り上げたことを強く感じました。端的に言えば、原作への愛情を感じました。余計なものを勝手に追加するわけではなく、一方で少し加味したり変えたりした方がより良くなるだろうといったものを見極めて手を加えている感がありました。実際終盤のシーンなどは「確かに漫画だと少しあっさりしていたかも」と思っていたところを過剰にならない範囲で良化したところもナイスでした。

子供たちも大満足だったようで、家族で観に行って良かったです。自分が中学生の時に夢中になっていた作品を、子供たちと楽しめるのは平凡ですが幸せだなーとつくづく感じます。良い夏の思い出でした。

 

本日はそんなところです。よっぺま(@yoppema)でした。