こんにちは、よっぺま(@yoppema)です。
2/24(水)にMVNOとして格安SIMのサービスを提供しているIIJmioから、モバイル通信の新プランが発表されました。「ギガプラン」というそうです。
驚くことに、今までも安かったのに、さらに安くなっています。docomoの「ahamo」を発端としたモバイル通信サービスの価格競争はどこまでいくのだろう?って感じです。利用者としては安いのは当然嬉しいですが、今後の5Gの提供範囲や提供時期、それを実現する設備投資や人件費などを考えると、業界全体が沈み込むほど安くする必要はないかなと思っています。物事には限度があるので、やはり適正に安くなってほしいものです。
さて。
現状、IIJmioのサービスを契約している身としては、この機にプラン変更を考えています。というわけで、プラン変更案を自分と妻の分とあわせて、ざっくり書いておきます。
我が家の通信サービスの契約状況
現状は下記のようになっています。価格は税抜きです。
- メイン
UQモバイル(データ通信+音声通話プラン:1,680円/月)
端末はiPhone 11(SIMフリー)。 - サブ
IIJmio(ミニマムスタートプラン(SMS機能付きSIM):1,040円/月)
端末はHuawei P30 Lite(SIMフリー)。 - 妻
IIJmio(ミニマムスタートプラン(音声通話機能付きSIM):1,600円/月)
端末はiPhone 11(SIMフリー)。 - 固定回線
IIJmioひかり(マンションタイプ):3,960円/月。
上記の価格は税抜きなのですが、税込みにして合計すると下記のような感じです。
(1,680+1,040+1,600+3,960-600)×1.1=8,448円/月
補足ですが、-600円なのはIIJmio(モバイル通信)とIIJmioひかり(固定回線)を同時に契約していると割引が入るためです。また、実際はユニバーサルサービス料で3円とか追加されたり、IIJmioひかりの工事費が追加されたりしているはずなので、おおよその目安ですね。
あと自分も妻も、ほとんど電話はしません。そのため、電話代はほぼ掛かっていません。また、コロナ禍で自宅にいることが多いので、自分も妻も毎月のデータ通信を1GBも使用していません(通常時でも3GBあれば十分足ります)。
妻は、妻自身が契約しているので、自分のIIJmioの契約プランと家族割のようなこともないです。
参考:使用しているスマホのレビュー記事はコチラ
UQモバイルとIIJmioを選んでいる理由
キャリアからMVNOへ至るまで
元々はdocomoユーザーでした。たしか中学卒業間際から2012年頃まで利用していたので、10年くらいはdocomoにお世話になっていました。当時の両親が契約していたのがdocomoだったし、どこに出かけてもちゃんと繋がるので、やはり安心感がありました。ガラケー全盛期のときですね。
その後、docomoからauに変更します。理由は、単純明快でiPhone 4Sが使いたかったためです。iPhoneは当時Softbankからも販売されていましたが、大学時代に利用したADSLのYahooBBを利用したときのサポート部門の対応に良い思い出がなかったので、Softbankとは契約しませんでした。そのため、auと契約してiPhoneを利用しました。docomoはその後、確か2013~2014年頃にようやくiPhoneの販売を開始したと記憶しています。iPhone 5Sのときだったかな。結構かかりましたね、今思うと。
メイン回線をIIJmio、そしてUQモバイルへ
その後はauユーザーでしたが、2016年の夏にauからIIJmioに変更しました。理由としては、月々の支払額を安くしたかったことと、SIMフリーのiPhoneが容易に手に入るようになったことが挙げられます。MVNOとSIMフリー端末の登場により、「iPhoneが使いたいからauやdocomoと契約する」ではなく「端末も回線も好きなところと契約する」という風に変わったわけです。そのため、IIJmio(ミニマムスタートプラン(音声通話機能付きSIM):1,600円/月)とiPhone SE(SIMフリー)の組み合わせで使い始めました。
ただ、IIJmioは当時からそうですが、昼休みや帰宅時間の利用者が増加するタイミングで極端に通信速度が低下するんですよね。それがMVNOであり、格安SIMである、と言われればそれまでですが、これがかなりしんどかった記憶があります。会社の昼休み時間にスマホでゲームしたり、帰宅時に電車内でネットサーフィンしたり、といったことが遅くて遅くてストレスが溜まったわけですね。当時のauの契約プランはもう忘れましたが、たぶん4,000~5,000円を支払っていたので、それが半額以下になったのだから仕方ないよねーと思いつつ、でも辛いなーと思ったわけです。
で、確か1年半後の2018年に、IIJmioからUQモバイルに変更します。これも、IIJmioと比べてもほとんど価格が変わらないのに、とにかく通信速度が速いというネット上の話を聞いて決断したと記憶しています。で、実際3年使っていますが、通信速度は速かったです。混雑時間でも最低5Mbpsくらいは出ていて、ストレスなく使えています。個人的には、UQモバイルの「データ通信+音声通話プラン:1,680円/月」は神プランだったと思います。
サブ回線はDMMモバイル、そしてIIJmioへ
上記まではメイン回線の話でした。今度はサブ回線の話です。
iPhoneをメイン端末にしていましたが、一方でAndroidスマホも使いたい、触りたいという思いがありました。そのため、2016年頃にGoogleが提供していたNexus 5X(SIMフリー)をExpansysから個人輸入で購入しまして、その際にサブ回線として今は亡きDMMモバイルで「1GBのSMS機能付きデータプラン:630円/月」を契約しました。この記事書いて思い出しましたが、よく個人輸入してまでSIMフリー端末を買ったなーと思います。
実際、この組み合わせは非常に良かったです。毎月低価格でサブ回線を維持でき、かつGoogle謹製のNexusを使えたので、無駄なアプリはなく、常に最新のAndroidを触れたので楽しかったです。進化の幅も大きかった時期だったので、Android OSの成長っぷりを体感できたのは良かったです。
端末の話をすると、その後2018年にNexus 5Xが故障してしまい、次に購入したのがHuaweiのP10 Lite。これも3万円程度で購入でき、なかなか良い端末でした。そして、2019年にHuaweiのP30 Liteを購入して今に至ります。
DMMモバイルは、2019年の秋頃にサービス自体を楽天モバイルに売却。楽天モバイルになるタイミングでDMMモバイルとはサヨナラをして、またIIJmioと契約します。3GBの通信量の枠は余るし、当然月額料金も高くなるわけですが、信頼できるIIJmioがサブ回線を維持するには一番よさそうだろうと考えました。これが現在も使用しているサブ回線です。
ちなみに、当時の楽天モバイルがDMMモバイルを吸収して、さらにどういう風に事業展開していくのか見えなかったので、くっついていっても最終的にプラン廃止などをされるくらいなら、早々に見切りをつけた方がよいだろうと判断しました。まさか2年前の段階で、4大キャリアの一角を形成するとは思っていませんでしたが、昨今のドタバタした動きを見ているとIIJmioに変更しておいてよかったかなと個人的には思っています。
というわけで、メインのiPhone用に高速通信のUQモバイル、サブのAndroidスマホ用にSMS機能付きデータプランのIIJmio、となっています。
IIJmioの新プラン「ギガプラン」について
IIJmioは、現状のプランは維持しつつ、これから「ギガプラン」という契約プランを追加で出します。
既存プランの内容
既存のプランは下記のとおりです。現在キャンペーンがあるようですが、一番安い音声通話プランは「ミニマムスタートプラン(音声通話機能付きSIM):1,600円/月」です。データ通信量は3GBです。我が家では、妻が契約しています。
ギガプランの内容
そして、新プラン「ギガプラン」は下記のとおりです。
一番安い音声通話プランが「音声2ギガプラン:780円/月」です。既存プランと比べると、データ通信量が1GB減るとはいえ、820円も下がるわけです。これ、本当凄いですよね。事業継続できるのかが心配になるくらいです。実際は、docomoやauからの回線利用の卸値も下がるそうなので、IIJmioとしてもこれだけ価格的に頑張れるようです。利用者としては嬉しい限りです。
しかも、IIJmioひかりとのセット割600円は変わらないそうです。これもありがたいです。
ギガプランの5G利用と注意点
さらに、2021年6月からギガプランでは4Gだけでなく、5Gも利用できるそうです。
当然、端末が5Gに対応している必要があります。また、そもそも5Gが提供されているエリアじゃないとダメです。まだまだ5Gの提供エリアは狭いので、docomo回線ならdocomoのWebサイト、au回線ならauのWebサイトで5Gの提供エリアを確認する必要はあります。
それでも、MVNOでも5Gが利用できるようになるのは嬉しい限りです。どの程度、通信速度が速くなるのか、また混雑時でも実用に耐えるだけの通信速度が出るのか、注目したいところです。
ただ、5G利用の注意点があります。ギガプランでも、全プランで使用できるわけではないというところです。
ギガプランの5Gオプションでは、「eSIM」と「SMS機能付きSIM(タイプD)」は利用できないそうです。この「SMS機能付きSIM(タイプD)」は、自分のサブ回線が該当しています。そのため、5G利用を考えるならサブ回線の契約プランを変える必要があるわけです。
今後の我が家の通信サービスの契約予定
ギガプランを踏まえて、我が家は下記のような感じに変えようかと思っています。価格は税抜きです。
- メイン
UQモバイル(くりこしプランS:1,480円/月)(-200円)
端末はiPhone 11(SIMフリー)。 - サブ
IIJmio(音声2ギガプラン:780円/月)(-260円)
端末はHuawei P30 Lite(SIMフリー)。 - 妻
IIJmio(音声2ギガプラン:780円)(-820円)
端末はiPhone 11(SIMフリー)。 - 固定回線
IIJmioひかり(マンションタイプ):3,960円/月。
上記の価格は税抜きなのですが、税込みにして合計すると下記のような感じです。
(1,480+780+780+3,960-600)×1.1=7,040円/月(-1,408円)
やばない!?
毎月1,500円近く安くなるのは凄いですね、改めて記事を書いていて驚いています。
プラン変更のポイント
メインのUQモバイルは、今回のIIJmioのギガプランとは関係がないのですが、少し前に「くりこしプラン」という安いプランが発表されました。現状の契約内容と変わらず、単に200円安くなるプランなので、それに変更することにしています。3月から切り替わる予定です。
サブのIIJmioについては、本来ならば「SMS2ギガプラン:750円/月」にするとよいのでしょうけど、5Gオプションが使えないことがネックです。また、「音声2ギガプラン:780円/月」とわずか30円しか差がないにもかかわらず、こちらは5Gオプションが利用できます。であれば、サブ回線も電話しないけど、「音声2ギガプラン:780円/月」にしようと思います。また、「データ2ギガプラン:680円/月」も考えましたが、SMS機能がないことでスマホのセルスタンバイ問題が発生して無駄にバッテリーを食うのが嫌なので、あえてSMS機能付きを選んでいます。最近のスマホはセルスタンバイ問題は発生しないよう解消されつつあるようなのですが、なんか不安なんですよね。
妻の場合、音声通話は維持なので、現状のプランに一番近い「音声2ギガプラン:780円/月」にする予定です。データ通信量も2GBあれば十分足ります。価格的にも一番恩恵を受けますね。
そして、自分のサブ回線とIIJmioひかりのセット割600円も維持されるので、言うことなしです。
まとめ
IIJmioのギガプランが提供されると今よりも安く利用できそうで、非常に嬉しい感じです。プランも選びやすいので良い感じです。あとは、通常時と混雑時の通信速度でしょうか。5Gの利用もできるようになると、次は5G対応スマホが欲しくなりそうです。
3月からギガプランの先行エントリーが始まるようなので、落ち着いて実施しようと思います。
というわけで、本日はそんなところです。よっぺま(@yoppema)でした。